キー特性
キー特性(key characteristic)とは、
JIS Q 9100:2004「品質マネジメントシステム-航空宇宙-要求事項」規格が2009年4月20日付けで、改定され、JIS Q 9100:2009「品質マネジメントシステム-航空,宇宙及び防衛分野の組織に対する要求事項」規格が発行されています。
この規格改定の背景は、以下のような観点からです。
- ISO 9001:2008 変更事項の取り込み
- 陸・海ベースのシステムを含む,防衛分野への適用範囲の拡大
- IAQG 戦略(On-Time, On-Quality Delivery: OTOQD)への整合
- ステークホルダーのニーズをベースとした,新しい要求事項の追加
- 文書化された手順に要求されるものを含め,ステークホルダーにより要求事項の明確化が必要と特定された要求事項の改善 について検討した。
キー特性の用語は、すでにJIS Q 9100:2004規格でも3.定義において取り上げられていましたが、JIS Q 9100:2009でも、「リスク(risk)」、「特別要求事項(special requirements)」、「クリティカルアイテム(critical items)」と共に取り上げられています。
これによると【キー特性(key characteristic)】とは、
『そのばらつきが,製品の取付け,形状,機能,性能,耐用年数又は製造性に重大な影響を与え,ばらつきを管理するために特定の処置が必要な属性又は特性。』
(JIS Q 9100:2009、3.4項)
注記では、、特別要求事項、クリティカルアイテム、キー特性は、お互いに関係しており、クリティカルアイテムの中には,ばらつきを管理する必要があるため更にキー特性として識別されるものもある。
キー特性は、JIS Q 9100:2009において以下の要求事項と関係しています。
- 7.3.3 設計・開発からのアウトプットのe) 項
- 7.4.2 購買情報のe) 項
- 7.5.1 製造及びサービス提供の管理 の計画の考慮事項
- 8.1 (測定,分析及び改善)一般 の注記
- 8.2.4 製品の監視及び測定
部品等のばらつきを管理するために製品の取付け,形状,機能,性能,耐用年数又は製造性に重大な影響を与えると考えられる特性を明確にし、製品実現の計画で取り扱うことになる。
設計・開発を伴う場合には、そのアウトプットである図面、仕様書等でキー特性をクリアーにしておくことが必要。
部品の加工をアウトソースしている場合には、購買プロセスでの管理が必要。
キー特性を含む購買情報への反映、購買製品の検証の実施なども必要になります。
次に例えば、製品の寸法精度が求められるような事例では、製造工程において管理図等に基づいてその管理状態にあるか否か等の管理が必要。(工程能力指数Cpkでの管理も同様)
製品の監視・測定において、製品実現の計画で計画した監視・測定の計画通りに実行されているかの検証が必要になります。
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