ボツリヌス菌
「ボツリヌス菌」(Clostridium botulinum)は、動物の腸菅や自然界に広く存在する細菌種。
クロストリジウム属の細菌である。グラム陽性の大桿菌および偏性嫌気性菌。
缶詰にする前に適切に滅菌されなかった保存肉,果物,野菜によって食中毒(ボツリヌス中毒)の原因になることが多い。
食品病原微生物の1種。
AからFの主要型があり,抗原性は異なるが薬理的には類似し,非常に強力な神経毒を特徴とする。
神経毒は特異抗毒素によってのみ中和されうる.C群毒素は少なくとも2成分を含む。
ヒトのボツリヌス中毒の記録例は,主にA・B・E・F型により発生している。
潜伏期間は、8~36時間程度で症状としては、おう吐、脱力感、便秘、神経症状などを誘発し、致死率は、20%にもなる。
本菌が消化管に定着してしまうと,消化管壁を通して毒素が吸収され,乳児ボツリヌス中毒が起こる。
Cα型は家畜や野生の水鳥にボツリヌス中毒を起こす。
CβとDはウシの食中毒に関与する。
E型は通常,魚類の不適切な養殖過程と関係がある。
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