PAS 220:2008
PAS 220:2008:「Prerequisite programmes on food safety for food manufacturing」(:食品製造のための食品安全に関する前提条件プログラム)というのは、BS規格で、国際的なフードチェーンの製造工程内の食品安全リスクを管理する際に前提条件プログラムの要求事項を支援するための要求事項を規定する規格になります。
なおフードチェーンは、ISO22000:2005では、以下のように定義されています。
「一次生産から消費までの、食品及びその材料の生産、加工、配送、保管及び取り扱いにかかわる一連の段階及び活動」
「ISO22000:2005の3.2項による」
前提条件プログラムは、一般的衛生管理とかPPとかGMPとか呼ばれていたもの。
ちなみにISO22000:2005では、以下の通り定義されています。
「安全な最終製品及び人の消費にとって安全な食品の生産、取扱い及び影響に適したフードチェーン全体の衛生管理の維持に必要な基本的条件及び活動」
PASは、Publicly Available Specification で、一般仕様書のこと。
このPAS220:2008規格は、BSI(英国規格協会)が中心になって、欧州連合(CIAA)および食品及び飲料業界の、ダノン、クラフト、ネスレおよびユニリーバ等がこの仕様書の開発に参画して策定されたもの。
このPAS220:2008規格は、ISO/IEC 22000:2005規格(「Food safety management systems -Requrments for any Organization in the food chain」(食品安全マネジメントシステム-フードチェーンのあらゆる組織に対する要求事項))と共に使用されるように意図されている規格です。
食品安全ハザードを管理することを支援するために、前提条件プログラムを確立し、運用し、維持するための要求事項を規定しています。
PAS220:2008では、以下のような内容を規定しています。
ISO 22000:2005規格の7.2.3項のa)~k)項の要求事項について詳細に規定しています。
a) 建物および関連設備の構造ならびに配置
b) 作業空間と従業員施設を含む構内の配置
c) 空気、水、エネルギーおよび他のユーティリィティの供給源
d) 廃棄物と排水処理を含めた支援業務
e) 装置の適切性、ならびに清掃・洗浄、保守および予防保全のしやすさ
f) 購入した資材の管理
g) 交差汚染の予防手段
h) 清掃・洗浄および殺菌・消毒
i) ペスト・コントロール(有害生物の防除)
j) 要員の衛生
さらに、PAS220では、生産活動に関係する以下の側面も考慮されています:
i) 再加工
ii) 製品の回収手順
iii) 倉庫保管
iv) 製品情報および消費者意識
v) 食物防御、バイオ警護およびバイオテロリズム。
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