是正処置
「是正処置」(corrective action)とは、ISO14001:2004において以下のように定義されています。
「検出された不適合の原因を除去するための処置」(3.3項)
要求事項を満たしていないことが不適合になりますので、ISO14001規格の要求事項、及び組織のマニュアルや規定、手順書などの組織が決めた要求事項を満足していない状態。更には、法的要求事項や組織が同意したその他の要求事項を満たしていない状態。などがあります。
不適合の原因を除去することが是正処置になりますので、不適合の原因が何であったかを明らかにすることが必要です。
すなわち、不適合の原因が除去されれば、基本的に再発の可能性がなくなるので再発防止策ともなります。
原因を探る前に応急処置が必要であれば、先ず不適合に対して不適合の更なる拡大を防ぐ、応急処置が必要です。
不適合の原因を求める一般的な方法としては、特性要因図(魚の骨)を作成して原因を追求したり、なぜなぜを繰り返して究極の原因を明らかにする「なぜなぜ問答」を行ったりして、抜本的な原因を明らかにし、その原因が取り除けることが見込める是正処置を実施することが必要です。
是正処置を実施したのちに、その是正処置が所定の効果を発揮したかどうかについて確認する有効性のレビューも求められています。
またISO9000:2000(JISQ9000:2006)では、是正処置について以下のように定義しています。
「検出された不適合又はその他の検出された望ましくない状況の原因を除去するための処置。」
注記1 不適合の原因は,一つ以上のことがあり得る。
注記2 予防処置は、発生を未然に防止するためにとるのに対し,是正処置は再発を防止するためにとる。
注記3 修正と是正処置とは異なる。
是正処置のポイントは、真の原因を究明すること。またその原因に対して確実に排除できると見込めるくさびとなる再発防止策を実施することです。
是正処置として、「その内容を担当者が失念していました。」とのことで改めて是正処置として担当者への教育により徹底しました。
との是正のケースがありますが、さらにその原因を掘り下げ、「手順は明確であったか」、「この種のうっかりと忘れるようなミスを押さえる仕組みがあったか」、「仕事の与え方が適切か」、「しっかりと指導されていたか」、「そもそも要求として組織で決めていた要求が本当に必要なものであったか」など真に再発を防止できる処置を行うことが重要です。
ISO22000:2005でもこのISO9000:2005(JISQ9000:2006)の定義が採用されています。
ただし、注でこのISO9000による是正処置の定義は、Codex委員会の「HACCP原則および適用の手順」でのcorrective actionの定義とは異なるとしています。ちなみに、こちらでは、「モニタリングの結果、管理基準(CL)を逸脱した状態が確認された際に、それを修正し、正常な状態に戻すこと。また逸脱したものに対して適切な処置を行うこと」と規定されていました。
スポンサードリンク
【ISO9001(QMS), ISO14001(EMS), ISO22000(食品安全MS), せカテゴリーの関連記事】
・EVABAT |
お探しのISO用語の情報が見つかりませんでしたら、 こちらでお探し下さい。
| 【このページをソーシャルブックマークしてみんなに紹介する!】 | |
ISO22000:2005/用語及び定義
用語及び定義については、以下の用語が定義されています。 解説は、リンクをご参照下さい。 「食品安全」 「フードチェーン」 「食品安全ハザード」 「食品安全...
ISOの窓
是正処置を最後までお読下さいましてありがとうございます。
是正処置に関するトラックバックやコメントを受け付けています。
是正処置に関する記事をお持ちの方や是正処置関連のブログをご紹介ください。
必ず訪問させて頂きます。
このエントリーを友達に紹介する!
トラックバックを受け付けています
このエントリーのトラックバックURL:
http://blog.isovocabulary.com/mt/mt-tb.cgi/106
