コミュニケーション
「コミュニケーション」(communication)とは、
ISO14001:2004(JISQ14001:2004)規格の4.4.3項で以下のように要求されています。
「組織は、環境側面及び環境マネジメントシステムに関して次の事項にかかわる手順を確立し、実施し、維持すること。
a) 組織の種々の階層及び部門間での内部コミュニケーション
b) 外部の利害関係者からの関連するコミュニケーションについて受け付け、文書化し、対応する
コミュニケーションは、人と人との意思の疎通ということで双方向と言うことになります。
内部コミュニケションでは、組織の部門間および階層間での、EMSの適用範囲に関わる全ての要員間のコミュニケーションとEMSに関わる指示命令、連絡、情報伝達、調整、従業員からの提案、クレームなどの申し立てなどの内容を含んでいます。
外部コミュニケーションでは、外部の利害関係者からの情報の受付と文書化と、受け付けた情報についての組織としての対応処理や必要な回答書の作成、伝達などの対応が必要です。この情報の種類としては、利害関係者からの意見、連絡、苦情、勧告、要求などがあります。外部団体からの感謝状、表彰状などの受領を含む良い側のコミュニケーションもあります。
著しい環境側面についての外部コミュニケーションは、著しい環境側面について外部への情報公開の可否ならびに公開するとすれば、どのように行うかその公開の仕方を組織で決めて記録しておくことが求められています。
一方、ISO9001:2000では、基本的に3種類のコミュニケーションが関係します。
5.5.3「内部コミュニケーション」、7.2.3「顧客とのコミュニケーション」、および7.4「購買」:供給者とのコミュニケーションです。
ここでは、内部コミュニケーションのみ取り上げます。
ISO9001:2000(JISQ9000:2000)規格の5.5.3項「内部コミュニケーション」で、以下の通り要求されています。
「トップマネジメントは、組織内にコミュニケーションのための適切なプロセスが確立されることを確実にすること。
また、品質マネジメントシステムの有効性に関しての情報交換が行われることを確実にすること。」
ここでは、組織の部門間および階層間での適切なプロセスの確立とQMSの有効性:「計画した活動が実行され、達成された程度」に関する情報交換が求められています。
ここでは、内部コミュニケーションの運営方法を規定することが求められています。
有効性のための情報交換としては、経営方針、品質方針、品質目標、マネジメントレビューのまとめと指示、教育訓練の実施状況、設備、作業環境の整備、市場動向、新製品情報、他社動向、供給者の動向、業績の傾向と分析、顧客満足の調査結果、内部監査の結果、是正処置、予防処置の実施状況、クレーム状況、改善提案などの情報交換があげられます。
コミュニケーションの形態としては一般に以下のような内容を含みます。口頭による指示命令、連絡、依頼、会議、朝礼、夕会などがあげられます。次に文書による回覧、配布、電子メール、周知などがあげられます。さらに実験ノート、営業日報、作業日報などの業務報告書でこれも基本的には、担当が記録を作成し、上司がそれを確認する形でのコミュニケーションにあげられます。
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