抜取検査
抜取検査は、製品を検査するときに検査対象の全体から一部を抜き取って行う検査する方式を抜取検査と言います。
これに対して、製造した製品の全てを検査する方式を全数検査と言います。
抜取検査は、対象とする有限のロット(母集団:ロットの大きさN)から、予め決められた抜取検査の方式に従って、サンプル(試料:サンプルの大きさn)を抜き取り、測定や試験を実施し、そのサンプルの結果をロットの合否判定基準(合否判定個数C)と比較してそのロットの合否を判定する方法になります。
以下の図に示すような考え方となります。
抜取検査には、以下のような方式があります。
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標準型抜取検査:売り手(生産者)と買い手(消費者)の両者の保護の要求を満足するように組立てられた検査で良い品質のロットが誤って不合格になる割合(α)を一定の小さな値で決めておいて与える。また悪い品質のロットが誤って合格とされ、消費者に損失が生じる確率を消費者危険としてβで表し、一般的には、α=0.05、β=0.10といった値を採用する。この場合に要求する品質は、LTPD(ロット許容不良率)を用いる。
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選別型抜取検査:抜取検査の結果、不合格になったロットは、全数検査を行うことがこの方式の特徴。要求する品質は、個々のロットの品質保証においては、LTPDを使用し、多数のロットの場合には、AOQL(平均出検品質限界)を用いる。不合格になったロットは、選別して、全数良品のロットとします。検査後、合格のロットと不合格のロットを合わせると、検査前に比べて検査後の平均不良率は、低くなります。したがって、検査後の品質は、平均してAOQL(平均出検品質限界)よりも悪くないという保証を、顧客に与えることができます。
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調整型抜取検査:検査レベルをナミ、ユルイ、キツイとの3段階で調整して使い分ける方式の検査。それぞれの検査に対して1回抜取、2回抜取、多回抜取の3種類がありあます。要求する品質は、AQL(合格品質水準)を用います。
- 連続生産型抜取検査:連続的に生産されるコンベアにより生産される製品の検査に用いる。初期に全数検査を実施し、良品数が一定値連続したら抜取検査に移行し、不良品が検出されると再び全数検査に戻す検査方式。要求する品質は、AOQL(平均出検品質限界)を用いる。
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