管理図
「管理図」(control chart)は、均質な製品をつくるために製造工程が安定しているかどうかを監視し、工程を管理するために考案されたグラフでQC七つ道具の一つとされています。
すなわち、工程の製造条件(4M)が安定状態から変わったときに管理図に変化が現れ、異常原因を突き止め安定した管理状態を維持する目的で使用します。
1本の中心線(CL)とその上下の管理限界線(UCL、LCL)を配して、工程の状態を表す特性値をプロットしたときに、すべての点が上下の管理限界線内にあり、点の並びにくせが無ければ、工程は管理状態にあるとみなします。また点の並びに”管理限界を越える点”が現れたり、”連”がでたりなどの異常が現れたときには、工程は管理状態になく、異常が生じていると判断し、その原因を追究して対策をします。
上の管理図(n=5、k=25データ)は、安定な管理状態にある例です。
Xb(エックスバー)-R管理図の作り方ですが、以下のようにして行います。
①データを集める(同一ロット、同一製造日などの群について、群の大きさ(n)は、2~6程度とし、群の数(k)は、20~25用意する)
②群ごとの平均値X(エックッスバー)、群ごとの範囲Rを計算する
③総平均Xbb(エックスバ-バー)、範囲の平均値Rb(アールバー)を計算する。
Xb管理図には、管理線を計算して入れる。
管理線には、
中心線:CL
上部管理限界線:UCL
下部管理限界線:LCL
の3本があり、以下の計算式から求める。
中心線 : CL= xb
上部管理限界線 :UCL=xb +A2Rb
下部管理限界線 :LCL=xb -A2Rb
R管理図にも管理線を計算して入れる。
中心線 : CL=Rb
上部管理限界線 :UCL=D4 Rb
下部管理限界線 :LCL=D3 Rb
④縦軸、横軸の目盛りを決め、管理図上に管理線を引き、各群の点を打ちます。必要事項を記入して完成します。
管理図の種類としては、上記の工程の統計的管理状態を対象とするXb-R管理図を含むシューハート管理図のほかに連続するデータによる統計量を用いる累積和管理図、EWMA管理図、移動平均管理図が、さらには工程の合否を判定する管理図として工程の合否判定用管理図などが規定されています。
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