実現能力
実現能力(capability)
とは、ISO9000:2005(JISQ9000:2006)規格において以下のように定義されています。
「要求事項を満たす製品を実現する組織、システム又はプロセスの能力」
注記 統計の分野における工程能力の用語は,JIS Z 8101-2 に定義されている。
(3.1.5項)
【capability】の英和辞典では、以下のように訳されている。
「能力, 権限〈of action, acting〉; 才能, 手腕〈for being taught, to do〉; 可能性; [pl] 伸びる素質, 将来性; 性能; 【電】 可能出力.」
【研究社 リーダーズ英和辞典第2版+プラス】
「要求事項」は、「明示されている、通常、暗黙のうちに了解されている若しくは義務として要求されている、ニーズ又は期待」として定義されているので、実現能力とは、このようなニーズ又は期待を満たす製品を製造する、またはサービスを提供する組織、システム、またはプロセスの能力になります。
また注記にあるが、工程能力(process capability)は、JIS Z 8101-2によれば、以下のように定義されています。
「安定した工程の持つ特定の成果に対する合理的に到達可能な工程変動を表す統計的測度。
通常は、工程のアウトプットである品質特性を対象とし、品質特性の分布が正規分布であるとみなされるとき、平均値±3σで表すことが多いが、6σで表すこともある。
またヒストグラム、グラフ、管理図などによって図示することもある。
工程能力を表すために主として時間的順序で品質特性の観測値を打点した図を工程能力図(process capability chart)という。
備考:”合理的に到達可能”とは、経済的・技術的に見て到達可能であることを意味する。」
工程能力とは、簡単に言えば、品質基準を満たした製品を生産できる能力。
許容できるバラツキを定めてある範囲内に工程の変動がおさまるように管理を行う。
このバラツキを経済性を配慮しながら管理するのが質マネジメントになる。
バラツキの少ない均質な製品を作ることができる工程は、工程能力があるというように呼んでいる。
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