品質
「品質」(quality)とは,ISO9000:2005(JISQ9000:2006)において以下の通り定義されています。
「本来備わっている特性の集まりが,要求事項を満たす程度。」
注記1 用語“品質”は悪い,良い,優れたなどの形容詞とともに使われることがある。
注記2 “本来備わっている”とは,“付与された”とは異なり,そのものが存在している限り,もっている特性を意味する。
(3.1.1項)
一般の国語辞典では、品質は、『品物の質。しながら。』とか書かれてあります。このような文字とおりの用語になると定義の方がわかり難くなってしまう印象もあります。
形のある製品のみならず無形のサービスの質も含めて、顧客が要求・期待している性質や性能のことと考えると分り易いかと思われます。
品質の語源を探ります。
漢字の語源をたどってみますと
「品」は、口が3つで衆人の意味。口は、祈りの際に用いた器で、品は、多くの祈りを併せて行うところに由来するそうです。
器も4つの口で同様の由来に関係するようです。区別・種類・品第のようにして、人の身分や性情について用いるようになってきたそうです。
(「しな、もろもろ、いろいろのもの。たぐい、がら、たち、いろ。わかつ、しわけ。かず、しなごと、みな。のり、さだめ、すぐれる、ひとしい。」などの意味で使われてきたようです。)
「質」は、二斤(きん)(手おの)+貝(は、もともと鼎(かなえ))で手おので鼎に銘刻を加える意で、重要な契約や盟誓の辞などを記したことに由来するそうです。
鼎は、食物を煮炊きするための容器ですが、宝器、神器の意で、国家権力の象徴の宝もの入れの意味のようです。
(「なる、なす、さだめる、鼎に銘刻して約する。ただす、約に従って事の正否をただす、たしかめる。よい、ただしい、あたる、まこと。すなお、つつしむ、よい。もと、ことのもと、本質、材質。かる、抵当物を入れてかる、しち、しちにおく、保証とする、てがた、わりふ。」などの意味で使われてきたようです。)
英語では、
品質は、qualityですが、これはラテン語のqualitasが語原になります.
このことばは「どんな」という意味の形容詞 qualis("of what sort”の意味)に由来するようです.-itasは形容詞を名詞に変える接尾語になるそうです.
これはキケロがギリシャ語のpoiotesの訳として造語したといわれています.「どんなようなの?」くらいの意味から始まっているようです。
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