ISO9000
ISO9000規格(Quality management systems-Fundamentals and voacabulary)は、ISO9000ファミリー規格の一つです。
現在の最新版は、ISO9000:2005(JISQ9000:2006;品質マネジメントシステム-基本及び用語)となっています。
この規格は、TC176のSC1が規格の開発にあたっています。
ISO9000は、品質マネジメントシステムの基本を説明し、関連する用語を定義するという位置づけの規格です。
ISO9000:2000は、ISO8402:1994とISO9000-1:1994とを統合改定して作成された規格。
ISO9000:2000の規格の開発の際には、ISO/TC37(用語)で規定している単語の意味を逐一規定していくようなスタイルでの用語の定義の方法に準拠した方法が採用されています。
ISO9001:2000規格の「2.引用規格」において、「ISO9000:2000(JISQ9000:2000)規格は、ISO9001:2000(JISQ9001:2000)規格に引用されることによってISO9001:2000規格の規定の一部を構成する。」と規定されています。
さらに「この引用規格は、記載の年の版だけがこの規格の規定を構成するものであって、その後の改正版・追補には適用しない」とISO9001:2000の規格の一部をなす規格は、ISO9000:2000のみと規定されています。
この項のその後の記載は、JISでは、ISOの文言が翻訳されていませんが、その必要がなかったから訳されていないと判断されます。
ISO9000規格には、発行年号(西暦年)が入れられて引用されていますので、最新版の適用はないためです。
「dated references」は、「:2000」の発行年度が入っていることを意味しています。
発行年度が入っていないreferencesの引用は、その最新版が適用されます。
このような文言がISの2項の引用規格の中には決まり文句のように入れられています。
引用規格で発行年度の入っていない規格を引用している事例としては、ISO/IEC17025:2005:「試験所及び校正機関の能力に関する一般要求事項」規格があります。
ISO/IEC17025:2005では、ISO/IEC17025:2005の「2.引用規格」の記述においてもISO9001と同様に「引用規格は、引用されることでこの規格の一部を構成する」と規定され、「ISO/IEC 17000:Conformity assessment-vucabulary and general principle」(VIMも同じく引用)が引用されています。これは、undated referencesの例でこれには、発行年度は入れられておりません。
ISO/IEC17000:2004規格が、ありますが、引用されているのは、undatedな発行年度の記載のない規格ですので、この場合には、将来の改定を含めて追補を含む最新版規格がISO/IEC17025:2005規格においては、常に採用されるということになります。
ISO9001:2000では、改訂版のISO9000:2005が発行されて、ISO9000:2000が廃止されてもISO9000:2000のみが引用規格であるということは変わりません。
国際的に第三者認証に用いられる規格は、ISO9001:2000になりますので、ISO9001:2000で引用されて、ISO9001:2000の一部の規格を構成するのは、ISO9000:2000のみです。ISO9000の最新版のISO9000:2005がISO9001の引用規格として適用されることはありません。
なおISO9000:2005(JISQ9000:2006)は、これは当初、追補として予定されていたものです。
追補というのは、現規格が技術的に問題がある場合に発行されるもの。
ISO9000:2005は、ISO 9000:2000においては、3.9(監査に関する用語)及び3.10(測定プロセスの品質保証に関する用語)については、NOTE(参考)においてISO 19011:2002(JISQ19011:2003)及びISO 10012:2003(JISQ11012:2003)の発行を予測して準備された用語が定義され(修正される可能性があるとされ)ていたものについてこれらの規格の内容を反映して追加・修正し、策定されたものです。
ISO9000:2005規格の発行にあたり採決の結果、追補ではなくて改訂版として発行することが決定され、発行されました。
ISO9001:2000に基づくQMSの構築、運用については、組織において、もしその用語についてISO9000:2005規格を参考にしたとしても(このことは推奨されるべきことではありませんが)、ISO9000:2000からの改定において、このことは十分に配慮されて影響はないものとなっています。
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